黄帝内経にみる夏の過ごし方

皆さま  いつも伊勢くすり本舗の商品を
ご愛顧いただき、ありがとうございます。

7月始めには、加藤社長が
三重テレビ「とってもワクドキ!」の
”イチオシ★カンパニー”
に出演させていただきました。
伝統薬に対する熱き思いを語りました!
鈴鹿の芍薬農園もご紹介させていただきました。

「見ましたよ」「がんばっているんですね」
と、お便りもいただき、ありがとうございました!

さて、夏になりました。
といっても
夏は立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑の6節気を含み、
立夏から立秋の前の日までだそうです。
立秋は、8月7日、ということは、
5月5日の立夏から、夏はすでに
もう半分以上過ぎたことになりますね。

現存する中国最古の医学書として知られる
『黄帝内経(こうていだいけい)』に、
夏の三ヶ月間の過ごし方が出ています。

夏三月,此謂蕃秀。
天地氣交,萬物華實;夜臥早起,無厭於日;使志無怒,使華英成秀,使氣得泄,若所愛在外,以夏氣之應,養長之道也。
逆之則傷心,秋為痎癥,奉收者少,冬至重病。

訳:
夏の三箇月は万物が繁栄し、
秀麗となる季節で、
天の気が下降し地の気は上昇して、
天の気と地の気は上下交わり合い、
万物も花開き実を結ぶ。
人々は少し遅く寝て少し早く起きるべきである。
夏の日の長さ、暑さを厭うことなく、
気持を愉快にすべきで、怒ってはならない。
花のある植物と同じように満開にさせ、
体内の陽気を外に向かって開き通じ発散することができるようにさせるのである。
これがつまり、夏に適応し「長気」を保養する道理である。
もし、この道理に反すると、心気を損傷し、
秋になって瘧疾を発することになり、
「収気」に適応する能力が減少して、
冬になると再び病を発する可能性がある。

訳は、「まんが黄帝内経」からです♪

インターネットに、現代風にした説明がありました。

夏は、陽気が最高潮に達する季節。
少しの夜更かしは良いけれども、朝は早く起きる。
適度に運動して一日一回は発汗するように心がける。
精神的にも気分を発散することが大切である。
もし、陽気を発散させないと、体に熱がこもって病気になる。
陽気の多いところは心臓なので熱がこもって心臓を悪くする。
陽気を発散させないと体全体も暑く感じ、
冷たいものが欲しくなり、冷房を好むようになり、
これを夏中続けると下痢をする。
夏に発散していないと熱が胸にこもり、
肺がよく働く秋になると、その熱によって乾燥し、
痰の少ない乾いた咳をするようになる。

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対策としては
適度な運動、体を動かすことのほかに、
夏は特に胃腸が弱るので少しでも消化のよい物を食べて、
胃腸に余分な負担をかけないこと、
冷たい物は胃腸の働きを弱めるので、
なるべく温かい食物をとること、
また、余分な水分の摂取はなるべく控えて、
利尿効果のある食物をとること・・・
だそうです。

クリーム冷ぜんざい、かき氷、フローズンデザートの数々・・
美味しそう・・なのですが、
この際、控えようと思う私でした(涙)

気をつけていて、それでも、調子が悪いと感じたら
胃には萬金丹!
ちょっと腸が弱ったと感じたらおはらい丸!
自然の薬草パワーで体を温め自然治癒力を引き出す神楽の薬湯!
を、ぜひお試しくださいね!

長くなりましたが、
今日も読んでいただきありがとうございます。

機上から見た鳥羽市

 

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