三重の街道

東西をつなぐ東海道、伊勢詣であふれた伊勢街道など、三重には歴史ある重要な街道がいくつも走り、様々な人や文化の交流の場となっていました。 くすりに関しても例外ではなく、様々な医師や本草家が三重の街道を行き交い、投宿するなかで、様々な処方を授けたという話も少なくありません。

東海道は、江戸の日本橋から小田原宿、駿府宿、浜松宿、宮宿(熱田宿)を経て、七里の渡しで伊勢湾を渡り、桑名宿、草津宿を経て京都の三条大橋まで五十三次ある。

伊勢街道は、日永の追分から東海道と別れ、伊勢にいたる街道。国道23号として1952年(昭和27年)に整備され、松阪市以南は現在、三重県道428号伊勢小俣松阪線。

熊野街道(くまのかいどう)は、京から大坂を経て熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)への参詣に利用された街道の総称。
紀伊路とも呼ばれ、当初は、渡辺津から熊野までが一体として扱われたが、近世以後は紀伊田辺を境に紀伊路・中辺路と区分されるようになった。後者の中辺路は、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されている。

伊勢本街道は、大坂・玉造稲荷神社から各所を経由し、奥津(津市)経由で最終的に伊勢にいたる街道。

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